2012年3月17日土曜日

西新井宿の初午祭

ちょっと掲載が遅れましたが、AGC会長から3月10日の初午祭の写真を撮ったから送るね、というメールがありまして、、。初午というとお稲荷さんを祭る日ですが、実際どんなことやっているのかは知りませんでした。今回送ってきた写真と会長さんの説明で地元で古くから伝わる年中行事を知ることができて、また一つ地元の風俗・習慣の理解が進みました。僕のような新住民からすると、古くから住んでいる人たちの風習とか風俗が謎めいて見えて仕方がない。川口でもここら辺(神根とか安行)は田舎で、まだ村の伝統や信仰・風習が残っていて、それは貴重なものだという認識が必要だと思います。そんなことで以下に写真付きでご紹介します。


初午祭りとは全国の稲荷神社の総本宮の伏見稲荷の神様が降臨したのが和銅4年(711年)2月11日でその日が初午であったことから2月の初午の日が縁日になったそうです。しかし、この西新井宿では3月の初午の日に行っています。神根地区の「神根村誌」という文献にも「当村の年中行事は家庭又は大字によって多少の相違はあるが、大体において一か月遅れである」として、2月に年始参り、4月にひな祭りというように、神根村においては新暦になって以後も節句・年中行事は旧暦に従ったようです。

西新井宿には村のお稲荷さんが3つあり、それぞれの講中の人達が順番で当番を務め、宵宮(前夜)から準備をして神様に御馳走をつくり、お酒、農作物などを奉納します。雪が降っていたのでさむかったでしょうね。

西新井宿氷川神社の境内にある稲荷社

稲荷社の内部、お供物の数々。榊、お神酒、油揚げ、赤飯、野菜・果物など

122号線のマクドナルドの隣にある笠間稲荷。


ここの講中の人たちは雪の降る中6時から出たそうです。7時にはお参りに来る人がいるそうです。以前はお酒をふるまって賑やかだったそうです。

笹根の伏見稲荷。左に階段がありますが、ここは富士塚だそうです。


笹根稲荷の内部。ちっこいキツネがかわいらしい。

手前にある庚申塚。横には「延享元年(1744年)12月西新井宿村笹根講中」と彫られている。このあたりではお寺ではなく、あちこちに庚申塚が点在していますが、笹根とか南原とか卜伝だとか字(あざ)ごとに庚申講があったと思われます。


初午は元々その年の豊作祈願が原型といわれていて、それに稲荷信仰が結びついたそうです。その意味ではこの地域はまだ農村なのだということを思い出させる貴重な文化だと思います。ではまた。




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