2013年2月24日日曜日

赤山渋(柿渋)の染め作業を行いました


昨年夏から手掛けてきた「赤山渋(柿渋)」。先日、いよいよ染めの作業を行いました。



というものの、まだ今年は「復元するためにどうしたらいいか」と実験的に行っているものなので、どの柿の種類が発色が良いか、どういった素材に合うか、などを試験的に染めていきます。




今回は、手すき和紙で有名な埼玉県小川町から取り寄せた和紙と、綿の布、麻が入った布、レースなど数種類に塗ってみました。




ひと塗りで、ほんのりと色がついていきます。今日は地元の染色家も講師に来ていただき、染めの基本や色の具合などを見てもらいました。



柿の種類は、「玉柿」「まめ柿」「つるっこ」で作りましたが、今回一番うまくいったのが「まめ柿」です(下の写真)。市販で流通している「柿渋」の深みのある色と見た目は殆ど一緒。


ただ、予想以上に大変だったのはやっぱり「臭い」。つぶし作業の時から、つーんとした強い臭いを放っていましたが、発酵されてその臭いはさらにパワーアップしました。そして塗って乾かしていく時には、さらに違った臭いに変化していきました。


柿渋は、紫外線によって色が変化していきます。塗りから3日づつあけて日光に当て、3回ほど塗りを重ねていきました。塗るたびに強度が増していき、布はバリバリに、そして和紙は樹の皮のような強さになっていきました。日に日に変化していく様子が不思議でなりません。




左側にある飴色の和紙は塗りを3回したもので、右側にある小さい和紙は1度塗りのものです。
日光に当てながら、もう少し経過を見守ってみようと思います。


そして、この柿渋染めを機になんと「草木染め研究部」が発足されました!

新井宿には柿はもちろん、梅や桜など四季折々の花や樹がたくさんあります。そういった地域の特色を活かした「染め」ができないか、あくなき探究心でもって更なる研究(実験?)を進めていきたいと思います!

商品開発までにはまだ少し時間がかかりそうですが(笑)、この染めを通して地域にある素材の豊かさを改めて感じています。

そして何と言っても前向きな「草木染め研究部」のみなさんのパワーを更なる力に変えながら、これからも自然の恵みに感謝しつつ研究していきたいと思います。

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