2014年9月3日水曜日

柿渋つくり2014その2

9月2日(火)。早いもので柿渋のもろみを作ってから2週間がたちました。
柿渋小屋の所有者(当会会長)によると、発酵が順調に進んでいるとのこと。そろそろ頃合いということで〝搾り″をすることにしました。
 9時に柿渋小屋に集合。この日もまた暑かった。
 まず、もろみを小屋から引っ張り出す。今回初の試みの甘柿のもろみ。腐ってはいないが柿の甘い匂いとツ~ンとくる酸っぱい匂い。乳白色で渋なのか酒なのか酢なのか?何ができるかわからない。とにかく絞ってみる。
長い板を敷き、大きなたらいを載せ、たらいの中に木の台を置き、その上にもろみを入れた出しこし袋を載せて絞る。しかし、人力だと上に載っても何をしてもたいして絞れない。そこで!

ビカビカビカ!
箱ジャッキ~
テッテケテッテ、テッテケテッテッテ~
(ドラえもんのポケットから何か出てきたことを想像してください。)
 会長が小屋から引っ張り出してきたのが「箱ジャッキ」。おもに建築現場で使う道具で何トンもの物を持ち上げることができるという優れもの。それだけに20キロぐらいあります。
どうやって使うかというと。まず出しこし袋の上に板を置き、その上に箱ジャッキをズシンとのせる。次に箱ジャッキの上にさらに長い板を載せ、写真のように上と下の板にロープを渡して縛る。そしてギリギリギリとレバーを回す。そうです。このジャッキは不可逆式のギアで回す仕組みなのです。これで楽勝で絞れました。回すたびにブシャーっと汁が出てきます。

  豆柿も搾ります。こんにゃくみたいな色。今回も柿の種類、使用する水(水道水か井戸水か見沼代用水の水)で分けて作っています。その組み合わせで渋の出来が違ってきます。
 何度も何度もギリギリ、ブシャーします。しぼったあとのカスもまた水につけて発酵させて渋を採ります。これを二番渋といいます。
 絞りが終わって、しぼりたての渋を試しにすげ笠に塗ってみることにしました。効果があればしぼりたてでも渋として使えるということです。
草木染部と助っ人の方々。今回はしぼりたての渋をもらっていきました。でもそれ使えるかどうかわかりませんよ。

 というわけで幻の赤山渋の復活はまだ道半ば。製法の確立には至っていませんが、毎年毎年こうやって少しずつアプローチしていきます。いつか確たる製法ができればそこから大量生産して、染め物、渋紙、塗料、石鹸、歯磨き粉などの用途実験を行い。最終的に製品化の道を開きたいなと思います。そこまで行って復活という言葉を使いたいと思います。まだまだ道は遠いですがこれからも頑張ってまいります。

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