2015年4月19日日曜日

比企のらぼう菜調査団―各部合同編

2015年3月31日
  前回の調査団から一年後。ふたたびのらぼうの里に来ました。今回はのらぼう菜を試験栽培している野菜部。散策ツーリング部。草木染部。そして歴史部の僕と4部合同の大調査団になりました。歴史部の僕は長瀞の伊奈桜、散策部は景色と桜を、野菜部は野菜の苗を求めて、草木染部は和紙の里の下見というように同床異夢の人間が集まったせいでごちゃごちゃの行程になりました。
 
 まずは草木染部リクエストの東秩父村の和紙の里へ。和紙の里は細川和紙(小川和紙)の産地で紙すき体験やギャラリー。食事処や売店を供えたレジャー施設です
 中庭に入ると日本庭園が。思わずおお~と歓声が上がる。ビューリホー。
 展望台があったので登ってみる。高い所が好きな一行。
 和紙の里を一望。
 和紙の里のマスコットキャラ、わしのちゃん。わしのさんが妥当かと。
和紙の里、すばらしい。桜が満開の時にまた来ようっと。

一行は本来の目的であるのらぼう菜の販売状況を見学にときがわ町へ。

 木のむら物産館に到着。
 いきなりのらぼうプッシュ!土日限定でのらぼう菜の試食販売をしているそうです。
 売り場を埋め尽くすのらぼう菜。比企のらぼう菜は年々生産量が拡大しており、平成17年には70aで2tだったのが平成24年には500a78tに大幅にアップしている。
 ここにものらぼうの由来と古文書が。
 のらぼう菜の調理法と栄養を表示。のらぼう愛を感じる。
 腹が減ったので木のむら物産館からほど近い手打ちそば「とき庵」へ。開店時に来たのにほぼ満員でした。
 天ざるを注文。のらぼうの天ぷらとのらぼう菜の中華風おひたしがついている。メッチャうまい!
のらぼう料理に舌鼓打って大満足の一行はのらぼうコロッケを求めて小川町へ。

小川町駅そばの肉屋さんでのらぼうコロッケをゲット。うまい。しかしコロッケの写真を撮るのを忘れてしまう。

のらぼうはこの辺にして伊奈桜を探しに長瀞へ向かう。

 宝登山神社に到着。この境内のどこかに伊奈桜があるはずだが。
 なんと駐車場の目の前にあった。意外と小さいな。

伊奈桜の由来
江戸初期に秩父地方の代官であった伊奈備前守忠次がこの宝登山神社に献木した彼岸桜と伝えられています。秩父地方は当初多くが伊奈家の支配地でしたが、寛文年間に一部忍藩領に加えられたり旗本領になったりと変遷があるのですが、関東郡代の支配機構に秩父領々組合があったので伊奈家改易までその支配地であったと考えられます。伊奈桜は昭和51年(1976年)に枯れてしまい、若木を補植して2代目としたのがこの桜です。しかし、この木も傷みが目立つので今孫植えをしています。
時間が余ったので長瀞観光を。風情がある土産物街。
昔と変わらぬ岩畳。♪花の長瀞あの岩畳、花のながと~ろ、あの岩畳。こらしょ!
帰りに秩父名物しゃくしな漬を買いました。こりゃうまい!また食いたい。

比企、秩父はとても美しくうまいものがたくさんあって、是非また来年も来たいと思います。のらぼうもあるし。これをバスツアーに出来ないかな?ちょっと検討してみます。「のらぼうツアー」なんてね。以上報告でした。

2015年4月18日土曜日

比企のらぼう菜調査団―単独編

ときがわ町マスコットキャラクター「のラビたん」。耳がのらぼう菜のウサギだそうです。
 
タイトルが調査団―単独編となっていますが、そこは突っ込まないでいただきたい。
今回はあきる野市と並ぶのらぼう菜の産地、比企郡ときがわ町に行ってきたので報告します。そうは言ってもこれは1年前の話。このあとのらぼう菜調査団―各部合同編をアップするので、その前にアップしそこなった調査報告をしなくてはとおもいアップした次第です。そんなわけで。
 
2014年4月10日
 
新井宿から一路ときがわ町へ
 まず最初に産直場のふれあいの里たまがわへ。ふれあいの里たまがわは近くの都幾川の河原のキャンプ場も経営している。川遊びに来るのもいいかも。
 さっそくのらぼう菜の幟が。のらぼう愛を感じる。
  のらぼう菜売場。この時期売場の結構なスペースをのらぼうに割いている。ときがわ町には直売所が多く、都幾川沿いのあちこちに点在している。
 山間ののんびりした風景を楽しみながら次の直売所に向かう
 大野特産物販売所。灯台のような外観。ここにはあるものが。山菜などと一緒にのらぼうが売っている。
 入口にこの地にのらぼう菜が伝わった経緯が書いてある。 ここ大野の農家から1767年(明和4年)に伊奈忠宥(第10代)が配布した種と指南書の受取書が見つかった。これが比企のらぼう菜復活の端緒になりました。この古文書は東京都あきる野市五日市でも見つかっており、どちらも伊奈忠宥の名で発給している。おそらく飯能市や川崎市など今ものらぼう菜を栽培している地方では同じように種と指南書が配られたと思われます。川崎市を除きときがわ町も五日市も飯能市も当時は伊奈氏の代官支配地ではありませんでした。にもかかわらず広範囲に試験栽培を実施しているのはどういう権限に寄るのか?伊奈忠宥はこの頃は関東郡代を兼任しながら勘定奉行に昇進しているので、勘定奉行の権限で実施したのだろうか?しかし幕府財政に責任を持つ勘定奉行はいかに年貢を搾り取るかが仕事であって、このような農業振興策はほとんどしない。百姓を守り育てるのは代官の仕事なので、忠宥は勘定奉行の権限で代官的な施策した。あるいはしてみたかったのではないでしょうか?忠宥はわずか4年で勘定奉行を致仕しています。もしかしたら伊奈家の撫民の伝統と勘定奉行の役割が矛盾しているのが嫌になったのかもしれません。
指南書のコピー。何がすごいって、これにはのぼう菜の栽培方法や利用価値、特性などが書いてありますが今と全く同じことです。研究熱心だったことがうかがえます。当時はどちらかというと春蒔きを推奨していたようですが、青物の端境期に食するため結果的に秋蒔きが定着したと考えられます。
 ここにはちりめんのらぼう菜という他にはないのらぼう菜が売っていました。
 腹が減ったので「やすらぎの家」という手打ちうどんの店に寄る。100年以上前の古民家を移築した農山村体験交流施設だそうです。
 古民家そのままの内観。広々している。やっぱり畳が落ち着くなぁ。
待ってました~!混んでいたので30分も待たされました。天ぷらサクサク。肉汁のつけうどんが絶品でした。

ときがわ町のどかでうまくていいな~。また来たい。そう思いつつ実際に来たのが1年後でした。各部合同編に続く。

*過去ののらぼう記事
伊奈氏の200年―幻の野菜のらぼう菜を探して
http://araijyuku.blogspot.jp/2013/06/blog-post_8.html

2015年4月11日土曜日

雨の桜ウォーク2015報告

 4月5日(日)雨の中桜ウォークを行いました。中止でもよかったのですが、同日開催の桜まつりや陣屋カフェもやると言いますし、1年に1回のイベントなので小雨ならということで実施させていただきました。
 前日に申込者に自身の判断でお集まりくださいと連絡していたので、多くのキャンセルが出ましたがそれでも30名の方が参加してくれました。

やまない雨の中定刻通り新井宿駅をスタート。寒さはそれほどではありません。
見沼遊歩道の桜のアーチを歩く。濡れた路面に花びらが美しい。
木風堂前に到着。甘酒をいただく。
もう3つぐらいテントを用意すればよかったですね。でも、甘酒が冷えた体を温めてくれました。
しばしの休息の後、江原農場に立ち寄り、畑を見学。雨の中来ていただいたということで、特別にのらぼう菜をお土産にいただく。
 
江原農場から122号線の下をくぐり宝蔵寺へ。樹齢?百年の桜に見惚れる。
古寺と桜。雨でも風情は十分。このあと源長寺で休息し、そこからほど近い江川グランドへ。
江川グランドでは雨にもかかわらず桜まつりが行われており、焼きそばやフランクフルトので店が出ていました。大きな屋根の下で雨宿り。ホッと一息。
江川グランドを後にして、いよいよ赤山陣屋へ。
 
 
陣屋カフェに到着。なんと陣屋の会さんが全員が入れるテントを張っていてくれました。心遣いに感謝。 
 
 
そして雨の中お琴の演奏が始まりました。雨なので当然中止のところ、せっかくですからと申し出てくれました。ありがとうございます。 
 陣屋カフェのピザ、桜おこわ、豚汁、そしてコーヒー。焼き立てのピザはやはりとても美味しい。おこわからは桜の香りがして気分が引き立ちました。そして熱々の豚汁はとても温まりました。
しっとりとした空気の中で奏でる琴。雅な音色を聴きながらの暖かい食事。なんという贅沢。 これぞ桜ウォークの醍醐味です。
赤山城跡の桜。ここには色とりどりの花があります。
お堀の桜並木。お堀に積もる花びらがきれい。

雨の中の強硬でしたがやってよかった。桜は雨でもその美しさは少しも損なわれることがありませんでした。参加者の皆様には最後までお付き合いいただきましたこと感謝申し上げます。また来年も会いましょう。