2016年4月15日金曜日

赤山歴史自然公園工事レポート

赤山歴史自然公園俯瞰図
 
 今年の1月21日に奥ノ木市長の出席のもと、火葬施設現場で建設の起工式が行われ、いよいよ本格的な工事に着手しました。火葬施設は平成30年4月の稼働を目指しています。
 下の画像の重機やブルーシートのある辺りは火葬施設の裏側の大池ができます。それ以外にも一部の工事が始まったようです。以下報告です。
大池の工事。手前には芝生広場と歴史自然資料館、レンタサイクル施設など出来る予定。
 
 小桜幼稚園側の湿性花園と思われる辺りの工事。工事は火葬施設と自然体験ゾーンで先行しているように見えます。
 メタセコイアに似た水松(すいしょう)という木です
他にもさまざまな植栽が始まっています。
 
赤山歴史自然公園のゾーニング
 赤山歴史自然公園は計画では5つにゾーニングされています。これは川口市のHPより川口市と一体的に整備を行う首都高速道路株式会社のリリースしている計画図の方がわかりやすいので引用します。

 
赤山オアシスゾーン
 地域振興及び首都高速道路をご利用されるお客様の利便性向上の観点から、高速道路を降りずに公園や地域を散策できるよう、川口PAと公園を一体的に整備(ハイウェイオアシス)するとともに、災害時には防災拠点となる空間を予定。
<主な導入検討施設>
・進入路、駐車場
・休養施設、便益施設(飲食・物販等) 等
 
*以下イメージ画像は川口市HPから引用しました。 
ハイウェイオアシス
自然公園から見たオアシスゾーン
 
歴史探索ゾーン
赤山陣屋に代表される地域固有の歴史・文化資源や見沼に代表される近隣の豊かな自然環境等について情報発信し、公園周辺の良好な屋敷林や歴史・文化遺産に誘導する空間を予定。
<主な導入検討施設>
・歴史・自然資料館(展示解説施設、公園管理施設等)芝生広場、レンタサイクル
 
文化の庭
レンタサイクル
 
自然体験ゾーン
まとまった水面や、湿地、樹林等で構成し、多様な生物の生息空間の保全・育成を図り、家族連れや高齢者までが自然観察や自然体験等を楽しめる憩いの空間を予定。
<主な導入検討施設>
・水源かん養育成樹林
・大池
・湿性花園、湧水観察ルート
・子どもの遊び広場 等
子供向け大型遊具

 
環境学習(ナイトハイク)
地域振興ゾーン
庭木・樹木の見本園を配置するとともに、地域の案内情報の発信や特産品等の紹介を行い、環境と共生する地場産業が提供する豊かさと楽しさを体感してもらう空間を予定。
<主な導入検討施設>
・地域物産館(地域情報室、カフェ・売店)
・植木等緑化資材・農産物等直売所
・庭木・樹木見本園 等


火葬施設
建築意匠等により周辺環境との調和を図るとともに、公園利用との動線の分離や視覚的遮蔽などに配慮した、水と緑に囲まれた火葬施設を予定。

火葬施設の外観
待合ホール


オープンナーセリ
オープンナーセリは自然公園の周りにある植木畑を来園者が自由に散策できるという取り組みです。かなり大きな緑地スペースであり、自然公園の植栽とは趣が違うので、植木畑を見慣れない県外の人にとってはこれも公園の趣向として楽しめる要素になります。


オープンナーセリの入口イメージ。

自然公園の完成時期についてはまだわかりませんが、今後も進捗があったらレポートします。では。

2016年4月7日木曜日

クマガイソウの復活―根岸小学校

 川口市立根岸小学校
クマガイソウとは?
 クマガイソウは日本・中国・台湾などの林床や竹林に群生するランの仲間です。匍匐(ほふく)茎と呼ばれる地下茎を長く伸ばして増えていきます。性質は強い方ですが夏の日陰のつくり方などが難しく、とても栽培しにくい草花です。
 残念なことに森林伐採による生育地の減少や園芸用の採取により自生数は減っており、環境省のレッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に分類されています。

 クマガイソウ

名前の由来
  名前の由来は、唇弁と呼ばれる花の袋状になった部分を熊谷直実(源平・鎌倉時代の武将)が背中に背負った母衣(ほろ)に見立てて名付けられました。

熊谷直実と母衣
 

根岸小の校章

川口市立根岸小学校は昭和47年(1972)旧川口市立北中学校跡地に新設されました。根岸小学校の校章は、昔根岸地区に自生していたクマガイソウを形どったものです。根岸小学校の子供たちが仲良く、助け合える人になってほしいという願いが込められています。

 
 
 
クマガイソウの復活
 
開校40周年を迎えた年(平成23年:2011)に、もう一度クマガイソウを根岸の丘に復活させ、校章のもとになった実物を子供たちに見せたい。そして、埼玉県において最大の繁殖地を目指したいとの想いから学校、PTA、地域の方が協力して学校内で植え付けをすることになりました。
 
取り組みの様子
 
まったくのゼロから始めるこの事業は、専門家の意見を聞いたり、実際の群生地を見学したりと、まず知見を広めることから始めました。


  クマガイソウの群生

学校内の敷地で適地の選定をした後、資材を購入し、土づくりをしました。

 そして秋が深まる11月29日、5・6年生、先生方、PTA、地域の方々約210名が参加し、クマガイソウ350芽、稚児ゆり160芽を植え付けしました。
クマガイソウ祭り
このような取り組みと、希少なクマガイソウを多くの人に見てもらいたいとの思いから、開花時期にクマガイソウを一般公開することにしたのが「クマガイソウまつり」です。今年で第5回を迎えました。
 

 
 
公開時期 2016年4月8日(金)~4月末(開花状況によります)

場   所 川口市立根岸小学校

時   間 10時~12時

正門よりお入りいただき、職員玄関前にて記帳してから見学してください。

*駐車場はありません 

昨年の様子
 
NPO法人スマイリングキッズバイ想根会

クマガイソウ復活の中心となったのは「NPO法人スマイリングキッズ想根会」です。Facebookにはこのように紹介されています。 

皆様こんにちは!

かねてより川口市立根岸小学校の学校応援団の一部として活動して参りました「想根会」が、この度「NPO法人 スマイリングキッズ・バイ想根会」として生まれ変わりました!〜すべての子どもたちの笑顔のために〜 をモットーに、学校を中心としたコミュニティづくりを推進して、地域の子どもたちのために今までよりも更に幅広い視野に立った活動を行って参ります。

今までの環境系の活動から、子どもたちに関係する事柄が網羅されています。学校でもない、PTAでもない、町会でもない、第4の目や手足となり、子どもたちの成長を見守ります。
 

想根会ではクマガイソウの復活をはじめ、モリアオガエルのビオトープづくり、シイタケの栽培、さらに青パトの巡回など子供たちのため、地域のために積極的に活動しています。このような頑張る大人達にエールを贈りたい。素直にそう思います。以上お知らせでした。