2016年4月7日木曜日

クマガイソウの復活―根岸小学校

 川口市立根岸小学校
クマガイソウとは?
 クマガイソウは日本・中国・台湾などの林床や竹林に群生するランの仲間です。匍匐(ほふく)茎と呼ばれる地下茎を長く伸ばして増えていきます。性質は強い方ですが夏の日陰のつくり方などが難しく、とても栽培しにくい草花です。
 残念なことに森林伐採による生育地の減少や園芸用の採取により自生数は減っており、環境省のレッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に分類されています。

 クマガイソウ

名前の由来
  名前の由来は、唇弁と呼ばれる花の袋状になった部分を熊谷直実(源平・鎌倉時代の武将)が背中に背負った母衣(ほろ)に見立てて名付けられました。

熊谷直実と母衣
 

根岸小の校章

川口市立根岸小学校は昭和47年(1972)旧川口市立北中学校跡地に新設されました。根岸小学校の校章は、昔根岸地区に自生していたクマガイソウを形どったものです。根岸小学校の子供たちが仲良く、助け合える人になってほしいという願いが込められています。

 
 
 
クマガイソウの復活
 
開校40周年を迎えた年(平成23年:2011)に、もう一度クマガイソウを根岸の丘に復活させ、校章のもとになった実物を子供たちに見せたい。そして、埼玉県において最大の繁殖地を目指したいとの想いから学校、PTA、地域の方が協力して学校内で植え付けをすることになりました。
 
取り組みの様子
 
まったくのゼロから始めるこの事業は、専門家の意見を聞いたり、実際の群生地を見学したりと、まず知見を広めることから始めました。


  クマガイソウの群生

学校内の敷地で適地の選定をした後、資材を購入し、土づくりをしました。

 そして秋が深まる11月29日、5・6年生、先生方、PTA、地域の方々約210名が参加し、クマガイソウ350芽、稚児ゆり160芽を植え付けしました。
クマガイソウ祭り
このような取り組みと、希少なクマガイソウを多くの人に見てもらいたいとの思いから、開花時期にクマガイソウを一般公開することにしたのが「クマガイソウまつり」です。今年で第5回を迎えました。
 

 
 
公開時期 2016年4月8日(金)~4月末(開花状況によります)

場   所 川口市立根岸小学校

時   間 10時~12時

正門よりお入りいただき、職員玄関前にて記帳してから見学してください。

*駐車場はありません 

昨年の様子
 
NPO法人スマイリングキッズバイ想根会

クマガイソウ復活の中心となったのは「NPO法人スマイリングキッズ想根会」です。Facebookにはこのように紹介されています。 

皆様こんにちは!

かねてより川口市立根岸小学校の学校応援団の一部として活動して参りました「想根会」が、この度「NPO法人 スマイリングキッズ・バイ想根会」として生まれ変わりました!〜すべての子どもたちの笑顔のために〜 をモットーに、学校を中心としたコミュニティづくりを推進して、地域の子どもたちのために今までよりも更に幅広い視野に立った活動を行って参ります。

今までの環境系の活動から、子どもたちに関係する事柄が網羅されています。学校でもない、PTAでもない、町会でもない、第4の目や手足となり、子どもたちの成長を見守ります。
 

想根会ではクマガイソウの復活をはじめ、モリアオガエルのビオトープづくり、シイタケの栽培、さらに青パトの巡回など子供たちのため、地域のために積極的に活動しています。このような頑張る大人達にエールを贈りたい。素直にそう思います。以上お知らせでした。


 


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