2018年8月5日日曜日

街のすごい人―根付彫刻家 多々羅幽山さん

 多々羅幽山(本名誘蔵)氏
当会は新井宿周辺の話題なら名所やお店、イベントなど、だいたい取り上げてきましたが、そういえば人物は取り上げてないなと思っていたところ、会の重役から道合に根付彫刻ですごい人がいるので、取材してみては?とのオファーがあったので行ってみました。
  多々羅幽山氏。根付彫刻の世界では著名との事ですが、私らにとっては別の意味で有名人です。名前とお顔を見ておや?っと思う人は少なからずいるはずです。そう、多々羅氏は神根小学校南門の坂下にあった「たたら文具」の店主だったのです。もう8年ぐらい前にお店を畳みましたが、神根小学校関係者にとっては忘れることのできないお店でした。それがなぜ根付彫刻などを?と思いましたが、その前に「根付」とは何か?ということを一応説明します。
 これは当会会長が多々羅氏より頂いた根付ですが、今で言うストラップみたいですね。Wikipediaによると、「根付(ねつけ、ねづけ)とは、江戸時代に煙草入れ、矢立て、印籠、小型の革製鞄(お金、食べ物、筆記用具、薬、煙草など小間物を入れた)などを紐で帯から吊るし持ち歩くときに用いた留め具。江戸時代から近代にかけての古根付と、昭和、平成の現代根付に大別される。」
 「製作国の日本以上に、日本国外では骨董的蒐集品として高く評価されている。日本では郷誠之助と高円宮憲仁親王とが蒐集家として著名である。2人が遺した膨大な蒐集品は、いずれも東京国立博物館に寄贈され、その名を冠したコレクションとして所蔵されている。 」
犬の根付(虎渓作)ウィキペディアより
使用例(ウィキペディアより)
う~ん。想像以上に凄い世界ですね。そんな根付の世界で多々羅さんは華々しい活躍をされています。多々羅さんの根付師経歴を紹介しますと。
 
生年 昭和22年
 
平成10年 日本象牙彫刻会教室に入学・宮澤良舟・斎藤保房に師事
平成11~23年 日本の象牙彫刻展15回入選
平成12年7月 日本象牙彫刻会に入会
平成14年4月 日本象牙彫刻会理事
平成15年11月 第7回日本象牙工芸展出展
平成20年4月 日本象牙彫刻会副会長
平成22年1月 第22回鳩ケ谷市美術展覧会 鳩ケ谷市長賞受賞
平成22年9月 第33回日本の象牙彫刻展 文部大臣賞受賞
平成22年12月 第23回鳩ケ谷市美術展覧会 鳩ケ谷市美術家協会賞受賞
平成24年4月~ 日本象牙彫刻会教室講師
平成28年9月 第39回日本の牙角彫刻展 東京都知事賞
現在に至る。
 
大変な功績ですね。


作品の一部
専門誌に載った作品
多々羅さんの工房。文具店を畳んだ後に作ったそうです。
 
多々羅さんは美術に造詣が深かったわけでも、根付彫刻に興味があったわけでもないそうです。人生半ばを過ぎ、何か残ることをしたい、物づくりを通じて自分の意思を伝えたいと思って、そういうものを求めた末に根付彫刻にたどり着いたそうです。しかし、50歳を過ぎて始めたにしては凄い経歴です。
 
そんな多々羅さんの作品をじかに見ることができます。興味のある方は見に行ってください。
 
2018根付彫刻展
池袋西武百貨店6Fアートフォーラム
10月10日~16日

以上、第1回「街のすごい人」報告でした。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

かっこいいですね♪ヽ(´▽`)/

新井宿駅と地域まちづくり協議会 さんのコメント...

ありがとうございます。かっこいいですよね。僕はたたら文具さんのイメージが強いので、あのおじさんが、、。とびっくりしています。